秋の読書
この間から、細切れに、河合隼雄さんが書いた「ケルトめぐり」という本を読んでました。ケルトとはキリスト教以前に現存した民族で宗教、美術、文学など、多岐にわたる文化をもっていたそうです。キリスト教の出現で消えた文化かな。本自体とても面白かったのですが、私には河合さんがするインタビューが興味深かったです。かなり、はっきり的を得て質問をするんです。私ならためらうかなあって言うことでも。河合さんをこれまで、はっきり何かを言うというより、‘これも、それもありですなあ’みたいに全てを受け入れてしまう印象があったのでちょっと、びっくりです。
ちょっと、本文で印象に残ったところを抜粋してみると、「普遍的なもの、社会的な常識は大切なのだが、その一方で、普遍性の通用しない世界ほど面白いともいえる。」とかです。本の一部を抜き取って書くって暴力的だけど、こんなふうに、河合さんの文章には端々に微妙な逆説のようなものが書かれていたりします。やっぱり、この人って、幅が広い。
